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[名探偵コナン]I treasure you

第83章 mafia


「ゴメンな…」
バツが悪そうに私に謝る諸伏さん
「いえ、私もちょっと眠れてスッキリしましたから」
「全く、人が買い物から戻ってみれば、誰もいねぇし仮眠室除けば仲良く2人で寝てんだもんなー」
「ごめんなさい…」

軽めの食事をとって、情報の洗い直しだ
朝になって、着替えと仮眠シャワーをしに一旦、自宅に戻る許可が出た

「直ぐに戻ってきますね」
「何かあればすぐに連絡する」


フラフラになりながら、祝日で賑わう街中を歩く

強い日差しは、疲れた身体に堪えるなとぼんやり歩いてしまっていた

前から来た背の高い外国人とぶつかって、私は転んでしまった

「Sorry!お嬢さん、大丈夫ですか?」
「大丈夫です、こちらこそすみません」

とにかくイケメンで、紳士的なその外国人に見惚れてしまう
立たせてくれたその外国人はチュッと手の甲にキスを落とした

いきなりな事に驚いて、顔を赤くする事しか出来なかった
「やはり、日本の女性の反応は、可愛くて好きです
今夜、良かったら食事をしませんか?」

その気があったら、ここに連絡してくださいと名刺を握らされた

初対面でこんな誘われ方をしたことがない
家に帰ってシャワーを浴びるまで赤井さんの言っていた事を思い出さなかった

ハッとして慌てて赤井さんに電話をする
赤井さんの言った人物像とさっき私が会った人物は同一ではないかと思った

仮眠もせずに私は本庁に逆戻りをした

「早かったなー」
「松田さん、諸伏さん、私ボスにあっちゃったかも!」
寝てなくてナチュラルハイだったのもありテンション高めにさっきのことを話した

その場にいた人たち全員が驚いた

「潜入捜査が出来そうだな」

そう誰かがボソッと呟いた

そんなのだめだと松田さんと諸伏さんが止めに入る

でも、他になんの捜査の進展もないし…
近づいたら、なにかわかるかもしれない
「私、行ってきます」

「、正気か?」
「相手はマフィアのボスだぞ」

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