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[名探偵コナン]I treasure you

第79章 Poaro


松田さんにもコーヒーをと思ってキッチンに向かおうとした

足元をよく見ていなかったせいで自分のカバンにつまづいた
「あぶねって」
トサ…松田さんが抱きとめてくれた

「ごめんなさい…わっ!」

「に押し倒されるなんて幸せだ」

松田さんをソファーに押し倒す形になって、慌てて離れようとした

「ダーメ、やっと触れられたんだ
離すわけねぇだろ」

ギュっと抱きしめられて松田さんの上で身を固くした

「そんなに緊張しなくてもいいのに…」
無理な話だ…
男の人に抱きしめられたら、緊張しちゃう
ドキドキいってるのが、松田さんにも伝わっているだろう

「離して、ください…」
「もうちょっとこのまま…で、いさせてくんねぇか?」
私の心臓の音に混ざって松田さんの鼓動も聞こえる
松田さんもドキドキしてる?

私を抱きしめたまま、身体を起こして向かい合って膝の上に私を乗せた

普段、クールで余裕そうな松田さんはいなくて熱を帯びた視線で見つめられた

「…」
名前を呼ばれて頬を撫でられる

逃げられないように後頭部に手が滑り込んできて…

息がかかりそうな距離に松田さんの顔があって

松田さんの瞳に吸い込まれそうになる

「ダメっ!」
なんとか正気を取り戻して、両手で松田さんの口を塞いだ

私の手首を掴んでどかそうとした隙に松田さんの膝から飛びとりた

「ダメ…か…」
「ダメです!なんで、みんなそうキスしようとするの…」

「が可愛いと思うからしたくなる、しょうがねぇだろ
そういえば、前にもなんでって言われたな…」

前?記憶をなくす前ってこと?

「で?みんなって俺と誰だ?」
「へ?」

ポロッと口に出た事を松田さんは聞き逃さなかった

「萩原?諸伏?」
なんでこの2人の名前をあげたんだろう…

「まさか降谷か…」
黙った私に肯定と取ったのだろう
松田さんの顔が歪んだ

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