第77章 watchdog
必死だった、外を目指していた時にに迫り来る瓦礫
彼女に当たらないように、必死だった
あんなに泣いて心配してくれるとは思ってもみなかった
痛み止めが切れてなかなか寝付けない俺は赤井と諸伏、降谷にこっちの報告と観覧車を止めてくれたことへの感謝の言葉を綴ったメッセージを送った
朝一番でが病室へと駆け込んできた
「松田さん、大丈夫ですか?」
ぺたぺたと俺の身体の至る所を触る
「ちょ、辞めろよ、くすぐってーって」
「ちゃん置いていくなんて酷いよー」
荷物を抱えた萩原が遅れてやってくる
「悪いな」
「いいって、気にすんな」
まだ俺の身体を触ってるに辞めろと言って椅子に座らせた
「大変だったんだぞ、夜中目を覚まして、今から松田さんの所行くって聞かねぇの
愛されてんのな」
を宥めるのに苦労したんだろう、もう懲り懲りと言った表情でフゥとため息をつく
駄々を捏ねてまるで子供だなと笑うと
「萩原さん、言わないでくださいよ…」
恥ずかしそうに自分の手を揉んでいた
「おい、待てよ…ってことはお前ら一晩中一緒だったって事か?」
バレた?と笑う萩原
「しゃーねぇじゃん、ちゃん眠ってたし」
ムスッとしていると諸伏が見舞いに来てくれた
「元気そうだな」
「おぅ、心配かけたな」
諸伏からも俺を発見した時のの状態を聞いた
「、ありがとうな
そんなに心配してくれて、まだ、目腫れてるぞ」
顔を赤くしたにそう言うと、恥ずかしがって俺から離れて諸伏に降谷と赤井の事を聞いていた
「あいつらも心配ねぇよ」
「よかった」
萩原にそろそろ行かねぇとと言われてと2人仲良く登庁して行った
諸伏と二人きりになり、諸伏は椅子に腰掛けた
「ゴメンな、巻き込んで…」
少し後悔していると言う諸伏
「気にすんな、俺が自分で決めたんだ」
俺さ…と諸伏に話を切り出した