第76章 The Darkest Nightmare 2
「さてと、登って来たはいいが、どこにいる…」
「どこかにいるはずだが…」
モーターの音とプロペラ音
「赤井!」
「奴ら一体何を始めるつもりだ」
音のするほうをスコープを覗きながら呟いた
「そろそろキュラソーの乗ったゴンドラが頂点に到達する頃じゃないか?」
「まさか…
諸伏、隠れろ!ヘリが近いぞ」
「あぁ…」
俺もライフルをセッティングして構えた
ヘリが近づいてくるのが分かる
「停電?!」
「!」
「ナイトが2人も着いてるんだ、こっちに集中しろ」
「そうだな…悪い」
ヘリが更に接近してきて風をモロに浴びてしまう
「ここからではムリか…」
「こっちが飛ばされちまう」
「どこかにウイークポイントがあるはずだが」
ヘリが近づいてきてアームが伸びている
ゴンドラを観覧車から引きちぎった
「おいおい、ゴンドラごとキュラソーを?」
「待て、何か様子がおかしい」