第75章 The Darkest Nightmare
本庁に戻って溜まっている書類を片付けた
「先、帰っていいぞ…遅くなったが1人で帰れるか?
俺も萩原もまだ仕事残ってるから」
んー、の身体を伸ばしながらに向かって言った
「私も手伝いますよ?」
「いいよ、しっかり休め
復帰してから働き詰めだろ?」
1人で帰らせるのには多少の不安があったが、少しでも休んで欲しかった
濃いめのコーヒーをいれてくれて、デスクに置いてくれた
「じゃ、お先に失礼します」
「気をつけろよ」
はい、と返事をしたの背中をみおくる
を帰らせた理由は2つ
1つは純粋に休んで欲しかった
もう1つは、赤井から連絡が来ていたから
今夜、警察庁に組織の奴が潜入する可能性があると…
それをどうやって降谷に伝えるか…
あっちもその情報を掴んでいる可能性もあるけど
気になって、警察庁の前に立った
バリンとガラスが割れて中から銀髪の女が言葉通りに飛び出てきた
あの高さから飛び降りてすかさず走り出す
身体能力が高いらしい
止めようとした俺も振り切りられ、一般人の車を奪って逃走した
白のRX-7がゲートを破って猛スピードで追いかけていく
降谷か…
やっぱり知ってたんだな…知ってて逃げられたのでは警察庁の面目丸つぶれだぞ
捕まえろよと見えなくなったRX-7に向かって呟いた