第75章 The Darkest Nightmare
工藤邸を後にして向かったのはの家
明かりがついてる部屋を見るとベランダにがいた
手招きして呼んでみれば、すぐに降りてきた
「松田さん、どうしたんですか?」
「ちょっと顔見たくなっただけ
あれからは平気だったか?」
「もう大丈夫です…心配かけました、すみません…」
暖かいミルクティーのペットボトルをに渡した
「何見てた?」
「あぁ、東都水族館の観覧車です
もうすぐリニューアルオープンかーって
観覧車見てるとなんかこうザワザワして…中に入ろうかなって思ってた所に松田さんが…」
観覧車と言えば、3年前の事を思い出す
きっとも…
「おやすみ、呼び出してゴメンな」
「いえ、松田さん気をつけて帰ってくださいね
おやすみなさい、また明日」
次の日、移動中の車内の中からが送る視線の先にはまた、東都水族館の観覧車があった
「そんなに気になるか?」
「なにか大事な事があった気がして…松田さん何か知りませんか?」
「知ってるけど、この前みたくまた発作が起きるかもしんねぇぞ…」
「そうだけど…でも知りたい…なんでこんなに胸がザワつくのか…」
覚悟を決めた目
大丈夫そうだなと確信して俺は話し始めた
「私と松田さんが?」
「そ、観覧車に閉じ込められて、俺が解体した
お前の機転のおかげで盗聴器にも遠隔操作にも気がついた
お前に救われたんだよ、俺は…」
「そっか…教えてくれてありがとうございます」
スッキリしたと笑顔を見せてくれた