第8章 Dream 萩原 松田 降谷視点
「でも、根詰めるなよ、あんたの事だ警察学校の勉強だって始めてるんだろ?」
陣平ちゃんもちゃんの事を心配している
「さすが、松田さん
よくわかりましたね、でも大丈夫、好きなことしかしてないから」
ちゃんの笑顔を見る限り大丈夫そうだと安心した
そうだと思い出したことを聞いてみる
「遊園地は連れって貰ったのか?」
ふるふると首を横に振るけど、残念そうではなかった
「なんだ、まだだったのか?まぁ諸伏が出かけてる様子もないし…あいつも一生懸命降谷について行こうと必死って感じだから、しゃーないか」
「そこが心配なんだよね
零くんもなんでも1人で出来ちゃうから無茶しそうだし、ヒロくんは零くんを助けたいって思ってそうだから、だから今必死なんだと思う」
それは、俺達も心配してた
降谷は確かにすげーと思う
でも、伊達の言葉を借りると自分の力を過信しすぎてる節も無いことも無い
この前伊達とその事について話した所だった
「だから私に構ってる暇ないのわかってるから行かなくてもいいの
ヒロくんは絶対約束破ったりしないし落ち着いたら連れてってくれると思うから」
「信頼してんだな、諸伏の事」
陣平ちゃんの言葉に優しく微笑んだちゃん
「俺らじゃ諸伏の代わりにならないかもしれないけど、どっか行きたい所ない?
頑張ってるちゃんにご褒美あげたくなっちゃった」
「えぇーいいよ!私なんかに時間使うの勿体ないって!こうして勉強見てくれるだけで十分だから」
「そういうなって、萩原がこんな事言うの珍しいんだから甘えとけ
それとも俺たちじゃ不服か?」
「そんなことないっ
じゃぁ、花火!」
「花火大会あったか?」
「ううん、手持ちの花火でいいの
店のお客さんからいーっぱい貰ったんだけど、1人で手持ち花火やってるの不気味じゃない?」
この辺の公園は火気厳禁だしということで海までドライブがてらに花火をしに行った
「難しいこと考えないで、あぁやって笑ってられたらいいのにな」
花火にはしゃぐちゃんを見て陣平ちゃんが呟いた