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[名探偵コナン]I treasure you

第69章 farewell


「そいつらのせいで俺はお前を失うのか…」
陣平ちゃんの拳に力が入っている
「友達としてもそばにいられないなんて、俺は辛いよ」
今にも泣き出しそうな顔をしていたちゃんに向かって言った

「しばらく、そっとしていた方がいいと思うんだ
だから、引っ越す
同じマンションに住んでるって広まったらまた悪く言われちゃうもん」

「それでも、俺はのそばにいたい」
「ごめんね、ありがとう…
でも、もう決めたの」

陣平ちゃんが項垂れている

今までありがとうと部屋を後にしたちゃん

説得しても無駄と分かった俺たちは引き止めることを辞めた

「俺、こんな気持ちになるためにの事好きになったんじゃねぇ…
嫌いって振られたわけじゃねぇのに…もう会えないなんて…」

「落ち着けば、また今すぐにまでみたいに、メシ行ったり酒飲んだりできるよ」

「そばにいないと、あいつが苦しんでるのも悲しんでるのもわかってやれないだろ…
聞いたって隠し通すんだから…顔みてれば何かしらわかるのに…」

ここまで陣平ちゃんがちゃんを好きだとは思ってなかった

ちゃんは俺達を守りたいと思ってくれてる
その気持ちは嬉しいんだけど…

1人になったちゃんは一体誰が守るのか…

諸伏とも距離を置くと言う…

何度か本庁内で見かけたちゃんは、何かに怯えているみたいに見えた
周りの視線…

それが彼女を苦しめてる

陣平ちゃんもすっかり落ち込んじゃって…
ちゃんにも笑顔はない…

みんなが笑って再会出来る日は来るのかな…



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