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[名探偵コナン]I treasure you

第69章 farewell



「、グラス空だぞ
次、何飲む?」
「え、あ…今はいいや
ちょっとトイレに行ってくる」

陣平さんが気を利かせてくれたけど、私に声をかけた時の同僚の顔が悲しそうでその場にはいられなかった

トイレで一息ついて、個室になっている席に戻る

「松田さん、の事、好きって噂本当だったんですね」
同僚の声が聞こえてきた

「あんたに関係あるか?」

「あんな子、やめて私と付き合いませんか?
仕事でハニトラ仕掛けてるんでしょ?何人もの男と寝てるって噂になってますよ?
松田さんのことも弄んでるって…」

そんなふうに思われていたなんて、知らなかった
半分本当で半分嘘…

いたたまれなくなって、会計を済ませてこっそり店を出た



「ちゃん!」
研二さんが気づいて追ってきてくれる

「あの子の言うこと、気にしない方がいいよ
って言っても無理か…」

「友達と思ってた子に言われると堪えるね…」

「ん、泣かない泣かない…俺たちはちゃんがそんな子じゃないってちゃんとわかってる
それでいいんだ、噂話好きなやつってどこにでもいるし、面白おかしくいいたいんだよ…」

「」
「陣平さん…あの子は?」


陣平さんまで店から出てきて私のコートを手渡してくれた

「お帰りいただいた、友達の事悪く言うやつとは酒は飲めねぇって
の事泣かすやつは、女でも許さねぇよ」

飲み直しだと私の肩を抱いて次の店を探し始めた

「ごめん、今日は私帰るね」

研二さんと陣平さんが止めるのも聞かず直ぐにタクシーに乗って、適当なホテルに向かった

マンションに帰れば、後で陣平さんが尋ねてくると思ったから…

着信が何度もあったけど、ごめんねと一言メッセージを送った

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