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[名探偵コナン]I treasure you

第64章 sweet&cool


「お前らだけ伊豆高原てずりーぞ」

ヒロくんは朝から拗ねていた

「松田と萩原と出かけるのも聞いてねぇし、そこにゼロがいるなんて、なんでたよ
俺と伊達だけ除け者か?」

のテニスウェア見たかったと言われた

「そんな拗ねなくても…事件に巻き込まれちゃったから、観光所じゃなかったし…」
結局テニスもできなかったなー
先日のことをヒロくんに話したら思いの外機嫌が悪くて…
ベルツリー急行の時からずっとだった


「ヒーロくん!」
腕を組んでそっぽを向いているヒロくんの頬をつんつんした

「子供扱いかよ!」
「ヒロくんがよく私にした事じゃん」

そうだったなと、私の方を向いて目を細めた
あ、まずい…そう思った

ヒロくんのその甘い雰囲気に私は弱い…
流されないようにコーヒーいれてくるとソファーから立ったけど…

「捕まえたっ」
と腕が回しのお腹に回った

そのまま引っ張られて気づけばヒロくんに横抱きをされていた

結局ダメだった…

「…」
雄の目で、でも柔らかく私を呼ぶ
「ちょっと待って…」
「待たない、あの3人にヤキモチ妬いたし」
首筋、耳、胸元至る所にキスをされて、手首を掴まれた私には為す術もなく…

バタバタと足を動かしてみるも、全く動じないヒロくんは大きな手で私の太ももを一撫でした

抱きしめられて、柔らかいヒロくんの髪が首を擽る

「は柔らかいな」
「ん?」
「身体の全部が柔らかくて、気持ちいい離したくなくなる」
「私は離して欲しいかな…」
「いーや」

ヒロくんはこう言い出したら聞かないから、しばらく大人しく抱きしめられていた

ヒロくんの体温が暖かくて、気持ちいい
寝不足もあってウトウトしてしまう


「この状況で寝るなよな」
そう、笑うヒロくんの声が聞こえた



どれくらい寝てたんだろう
髪を撫でられる感じがしてゆっくり目を開けると
おはよ、とヒロくんに声をかけられた

最後の記憶と一緒の体勢で…
あのままずっと抱っこしてくれてたみたい

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