第63章 To solve a mystery
「ほい、飲んどけ」
よく冷えたスポーツドリンクを渡してくれる陣平さん
心配ないとの診断にみんな胸をなで下ろす
「良かったね…」
「事件を呼ぶやつだとと思ってたけど今度はラケットかよ…」
「陣平さん、笑い事じゃないよ?」
松田刑事もいらしてたんですねと、蘭と呼ばれた女の子が寄ってきた
「あ、親友と、こいつと3人で」
首に腕を回してグイっと自分の方に引き寄せる
「でも、安室さんの彼女なんじゃ…」
「そんなの知ったこっちゃねぇし」
零くんに向かって挑発的な顔をする陣平さんにハラハラした
零くんと陣平さんが昔からの知り合いってバレちゃわない?!
園子と呼ばれた女の子は三角関係?!とやけに嬉しそうで…
私は2人の間でアワアワするばかりだった
コナンくんは別室で休むことになり、私達もお暇しようと陣平さんに言った
「先生を読んでくれたお礼に昼食食べていってください」
と誘われてしまった
「でも、外で連れが待ってるので」
「どうせ女に引っかかってんだろ?」
「まぁ、そんな感じだった…」
別荘の方がその方もぜひと言ってくれたので陣平さんが研二さんを呼びにいった
それはもう嬉しそうな顔して…
零くんがいるこの状況を楽しんでるよね…
寿命が縮まりそう
「僕と言うものがありながら、男ふたりと伊豆高原へ遊びに来てるんですか?」
「えーと…」
「安室さんだって女子高生とテニスだなんていいご身分だよなー?萩原…」
「そーだね、陣平ちゃん」
やめてくれー、昔の2人ならここで取っ組み合いの喧嘩してるんだろう
みんなの前だし、喧嘩はおこらなかった
零くんの顔には青筋が立っているけど…あぁ…後が怖い…
園子ちゃんがイケメンがいると喜んでいて研二さんの横を離れなかった
彼氏いるんでしょ?と蘭ちゃんに言われていた
2階から大きな音がして、みんなで2階に行ってみる
ドアに鍵がかかっていて、ピッキングを安室さんがかってでた
「おせーな、俺なら3秒早く開けられた」
「そうですか、さすがは刑事さんですね」