第63章 To solve a mystery
この感じ久しぶり!
零くんの強烈なサーブを何とか返すと、ラリーを何回か繰り返して、ストレートに打ち込んだ
それでも、追いついて打ち返してくる
甘くなった所を短いボールで繋いで、前へ誘い出す
返ってきた山なりのボールをラインギリギリにスマッシュした
「やりますね」
「安室さんとパワーで争っても無駄なんで、揺さぶらないとこっちに勝機はありません」
すっごーいとベルツリー急行にいた子達が、拍手してくれた
「さすが、安室さんの彼女さんですね!」
「安室さんと一緒にコーチしてください!」
あぁ、そんな大きな声で言ったら陣平さんに聞こえちゃう
「あ、今日は友達と来てるので…コーチなら安室さんに任しておけば、あっという間に上達出来ますよ」
チラリと陣平さんを見ると、ほら、どういうことだ?と言う顔をしている
「お友達は男性でしょ?あなたの彼氏は僕なのに、おかしくないですか?」
「え、いや、あの…」
安室さんと会話をしていると、
陣平さんと安室さんの声が同時に危ないと叫んでいた
「コナンくん?!」
ラケットが飛んできてコナンくんの頭を直撃した
「動かさないで…」
「医務室から医者呼んできてくれ」
「わかった」
医務室へ駆け込んで医者を連れて来たけど安室さんも陣平さんもいない
研二さんがあそこの別荘に行ったよと教えてくれた
まだ女の子侍らせてるし…
「安室さん、陣平さん…」
久しぶりの全力疾走にかなり体力を奪われた