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[名探偵コナン]I treasure you

第62章 Mistery Train


「?起きれるか?」

零くんの声で目が覚めた


「あれ?車?」

貨物車が爆発したことで途中下車になり帰りの列車の中でも私は眠りこけていたらしい

「昴お兄さんとは誰ですか?」
歩美ちゃんの言葉を気にしていたのか?

博士の隣に住む大学院生の人と答えると、ふーんと顎に手を当てて考えている

「子供たちに仲が良いと認識されるくらい、会ってるのか?」

「博士の家に行くと、手料理をおすそ分けしに来るんですよ
ほら、私も最近やってないけど、発明趣味だったでしょ?
何となく話が合うの、工学部の人だし」

また間があって、赤井秀一と呟いた

「が赤井とあったのはヒロを助けた時だけだな?」

「そうだよ?赤井さん亡くなったって聞いたよ?」

目をジッと見つめられた

「……そうか…ならいい…」

ミネラルウォーターのペットボトルを渡された
「まだ、頭痛いだろ?
誰に会ったんだ?」

「わかんない、男の子が来たの
私どこにいたの?」

「8号車だ、焦らすなよな
列車が緊急停車して、部屋に戻ったらいないから…探し出すのに苦労した…」

「ごめんなさい…」

あとコレ…と首元を指さす

「ヒロが怒るぞ…」
「事故だもん…仕方ない…」
「僕に付けられたって言っとけ」
「は?」

痛みが走った場所にさっきより強い痛みがまた走る

両腕をしっかりと掴まれて、あの高校生に付けられたキスマークの上から零くんがまた痕を残した

「ちょっと、やっ…零くんっ!」

付け終わったはずなのに、首元に顔を埋めたままどいてくれようとはしない零くんを強めに呼んだ

「僕の知らない所で、僕の知らない人にいいようにされるな」

「なっ…え?」

「昴お兄さんとお前にこんな痕を残した男の子の事だ
ヒロや松田、ハギはよく知ってるし、あいつらとなんかあったって別になんとも思わないのに、変だよな…」

零くんの腕に包まれて、怖くなかったか?と聞かれた

「大丈夫…」
「ヒロの家に送ってく…」

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