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[名探偵コナン]I treasure you

第58章 Detective



「心配した…」
「ずっと公安が追ってた違法のいかがわしい店をちゃんが潜入したら3日目で御用したって朝からこの話題でもちきりでさ、電話しても繋がらないし、逮捕の時に怪我でもしてんじゃないかって陣平ちゃんこの有様で…大変だったんだから」

「心配かけてごめんなさい…」

「怪我は?」

なんともないと身体を離して言いかけた時、手首を掴まれた

「いたっ…」
「見せろ…」
「大丈夫、なんともない…」
袖を捲られて見えた痣に陣平さんが怒りを壁にぶつけた
壁を殴らないで…お願いだから…

「なんともなくないよね…」

そんな痣付けられちゃって…と
研二さんは痣を優しく撫でてくれた

「あいつら、ぜってぇ許さねぇ…」
飛び出していきそうな陣平さんを止めた

「1発殴ってやらなきゃ気が収まらねぇ…」
「私情は禁物じゃないの?」

「私のためにそんな事しちゃダメだよ…陣平さんの綺麗な手が傷ついたら嫌だもん」

ヒロくんの手も腫れちゃってたな…後で冷えピタ届けよう

「もちろん研二さんもダメだよ、解体作業出来なくなっちゃうから」

「ちゃんはお見通しか…適わねぇな」

「零くんが担当して取り調べするって言って聞いたし、あの人達、恐怖でしかないよ、きっと」

あの甘いベビーフェイスでニコニコしながら取り調べ受けるなんて考えただけで身震いしてしまう

私が零くんの名前を出したからか、思い出したかのようにあれは誰からの命令なんだ?と聞かれた

「ヒロくんでも零くんでもないよ」
「じゃぁ…」
「私は納得して任務に着いたの
誰の責任でもないから…ね」
「なんでお前はそんなに強いんだ?」

2人してそんな泣きそうな顔しないで…
研二さんに後ろから抱きしめられた
「頑張ったね、ちゃんはよく頑張った」
「褒めてくれるの嬉しい」
研二さんの顔を見るために振り返るとよしよししてくれた
「あんまり引っ付くなよ…」
陣平さんが拗ねたように言う

「俺も抱きしめてやる」
両手を広げて、こっちへ来いと誘われてるみたいだ
研二さんが腕を離してから陣平さんの胸に飛び込んだ
「2人がくれたものをお守りみたいにして、乗り込んだから全然怖くなかった心強かったんだ
ありがとう」

「何食いたい?飯行こうぜ
俺らの奢りだ」

「美味しいお酒と美味しいお肉」

言うと思ったと笑われた
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