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[名探偵コナン]I treasure you

第56章 Secret


「相談て?」
24時間やってるコーヒーショップに2人で入ったスマホの盗聴アプリを起動させて録音する

誘ってきた女の子は泣き出してしまう

「えぇ?どうしたの?」
「次は私が売られる…怖い…」
「売られる…??」

店にある1番の奥の扉は本番禁止なのに、ベットルームがあってオーナーに抱かれた次の日から客とその部屋に入って行為をすると、その女の子は泣きながら話してくれた

昨日、オーナーに抱かれたこと
怖くて怖くて仕方なかったこと
売られた女の子は数日すると喜んで客を取るようになること
お店のお酒は飲んじゃダメと
たくさん話してくれた

「どうして、私に?」
「次はきっとあなただから…こんな思いして欲しくなくて…」
「私?」
「ここ最近で1番の上玉だって店長と話してるの聞いた
今ならまだ間に合うから貴方は逃げて」
「そんなことできない」


録音した音声をヒロくんと沖矢さん、風見さんに聞いてもらった
「これだけじゃダメですよね
物証ないもん…」
覚悟を決めた私に、ヒロくんの手が触れた

見上げると心配そうな顔で見つめられる

「大丈夫…」
「の大丈夫は当てにならないよ」

泣いちゃいそう…気持ちを見透かされて…

ヒロくんは赤井さんに私と二人きりになりたいという
「小型カメラ仕込んでいけ、あと音声もリアルタイムに聴けるようにアプリの設定変えとけよ」

「嫌だよ、もし本当にあの子の言う通りなら、その映像も声も残るって事でしょ
それはやだな…」

「でも、そうしないといいタイミングで助けてやれない
俺も現場の近くで待機するから、すぐにいけるように
俺の言う通りにして?」
ヒロくんはずるい…ヒロくんにお願いされたら、私は断れない

「絶対助けに来てね」

「が他の男に抱かれるなんて、嫌だから絶対助ける」

それはどういう意味?
友達として?妹として?

考えたけど、答えは出ないからどっちでもいいやって考えることを放棄した

着信があり見ると、あの店のオーナーで、今から来いと言われた

やっぱりあの子の言う通りだったみたいだ

「必ず行くから」
ヒロくんがそう言ってくれた


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