第55章 fake
「ん…、ん…」
口元に手をやって、俺の与える刺激に耐えていた
「感じやすいあなたにとっては酷ですよね…」
「ん…沖矢さん…」
それ以上はダメと言わんばかりにギュウと抱きついてくる
俺の首に顔を埋めてくるの背中をさすった
「顔、蕩けちゃいましたね」
明かりがついてもなお、女の顔をしているの頬を撫でながら言うと、プイッと顔をそらされてしまった
それを見ていたのか、オーナーに呼びたされて席を外す
戻ってきたときには2回目の暗転
は恥ずかしそうにシャツのボタンに手をかけた
「サービスしなさいって怒られちゃいました」
シャツを自らはだけさせて、跨る
俺の手を取り自分の胸に持っていく
「触ってください、沖矢さん」
俯きながら、そう言う
自分の指に力を込めると、いやらしく形を変える
ピクンと反応するに、スイッチが入った
両手で包みあげて下から押し上げるように揉みしだく
ぷっくりと膨れたそれに舌を這わせると彼女から漏れ出たのは甘い吐息
大きな胸を堪能させてもらっていると、明かりがついた
はだけたシャツを元に戻し、降りるように即すと、俺の肩に頭を乗せてきた
「気持ちよかったですね」
彼女の腰に手を回し抱き寄せて額にキスを落とし肩を撫でた
下から見上げられるの瞳はウルウルしていた
抱きしめて、「早く方をつけましょう…このままではいつか押し倒してしまいそうです」と耳打ちするとコクンと頷いた