第54章 Omen
昨夜を抱き潰したせいで俺も泥のように眠った
それでも早朝に目が覚めて隣のを見つめる
「そんな気持ちよさそうな顔して寝ちゃって…」
ぐっすり眠っているを一撫でしてタバコを吸おうとベットから出た
「んー」
やべ、起きる…起こさないようにベットから出ようと思っていたのに…
「まだ寝てていいぞ、今日オフなんだろ?」
「んー、一緒に寝よ…」
「はいはい、ちょっと待ってろ…」
寝ぼけてんのか、甘えてるのか一緒に寝ようと言い出す
かと思えば、もう瞼は閉じていて誘っておいて寝るのかよ…と苦笑いをした
もう一度ベットに戻るとの腕が伸びてきてぴったりと胸元にひっつく
昨夜の行為のまま眠ったからは何も身につけていない
俺もまだまだ若いんだなと、ムラムラしてくるのを何とか押さえ込んだ
髪を撫でられているのに気がついて目を開ける
いつの間にか二度寝してたらしい
「、起きたのか」
「おはよ、って言ってももうお昼近いけど…」
「あーよく寝た」
「私もこんなに眠ったの久しぶり」
「ゴロゴロしてんのもいいけど、デートしねぇ?」
「デート?」
「そ、デート気分味わいたい」
彼女になってくれないのなら、それくらいは付き合って欲しかった
映画でもいく?との提案にしばらく映画館で見てないなと思い急いで準備しようとなった
「陣平さん…あの…」
「ん?」
「服をください…」
「今更恥ずかしがるのか?」
それとこれとは別と真っ赤になってるにリビングから脱ぎ散らかした服を取ってきて渡した
準備をし終わったらまた来るねとは自分の部屋に帰っていく
映画館に行ってみれば見たいものの上映時間はまだ先で時間つぶしに米花百貨店に入った
「服買うか、なんか食うか…」
「時間あるしブラブラしよ」