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[名探偵コナン]I treasure you

第51章 business trip


「に頼みがある
ヒロの兄さんの様子、見てきてくれないか?」

「電話はちょくちょくしてるけど、変わりないよ?まぁでも、心配だよね…ヒロくんのスマホ、高明さんの手に渡ってるはずだし」

「伊達に頼んだからな…あいつが忘れてなかったら、諸伏警部に届いてるはずだ」

数日前、そう零くんに頼まれて長野にやってきた

「高明さんお久しぶりです」
「さん、よく来てくれました」

昔と変わらず優しい笑顔で迎えてくれる
高明さんと食事をして近況を報告し合う

「まさか君も警察官になるなんて思いもしませんでした
あんなに小さかったあなたが…」
「高明さんなんだか発言がお父さんみたいですよ?」

小さい頃離婚した両親
父親の記憶は断片的なものしかない
喧嘩ばかりでいつも怒ってた
高明さんみたいに優しい人がお父さんならいいなと何度か思った

「おやおや、僕はまだ30代ですよ」
「あっ、そうですねごめんなさい
高明さんはやっぱりお兄ちゃんかな」

食事を終えて少し小洒落た居酒屋に移動して高明さんと乾杯をして
美味しいお酒に舌鼓をうっていると、大柄で隻眼の杖をついた男の人が近づいてきた

「コウメイ、珍しいなお前が女と飲んでるなんて」
「勘助くん…彼女が怖がるでしょう
強面なのを自覚してください」

言い合いを始めてしまった2人をポカンと見つめていた
まるで陣平さんと零くんのやり取りを見ているみたい

「ふふっ」
「これは失礼しました
彼は長野県警の大和勘助、私の幼なじみです」

「はじめまして、警視庁公安部のです」
席を立って一礼した

大和さんはそんな畏まるなと言ってくれた

「お前どういう人脈してるんだ?
警視庁の公安の女と知り合いだなんて初耳だぞ」
いつの間にかお酒を頼んでこっちのテーブルに落ち着いてしまった大和さん


「弟の友人ですよ
彼女もこちらに住んでいた事があるので、赤ちゃんの時は知っていますがね」

「へぇ、まさか…お前が時々おんぶして寝かしていた子がこいつか?」

「覚えてましたか…そうですよ」

「えぇ、大和さんも私の赤ちゃんの時知ってるんですか?」


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