第50章 grow apart
「もしもし、?ちょっと話が…」
赤井こと沖矢昴から、住んでいたアパートが火事になってしまい、工藤邸に居候する事になったと報告があったのでにも言っておこうと思って電話をかけた
ぐすっと鼻をすする音がした
「、泣いてるのか?どうした?」
「ううん、なんでもない
雨に濡れちゃって、寒くてちょっと鼻が…
ヒロくん、話ってなに?」
絶対嘘だ、間違いなくは泣いていた
1人で泣くなよ…今駆けつけてどうした?と聞いてやることも出来ない俺は無力だな
俺に心配かけないように、なんでもないと言う
赤井のことを伝えると驚いていたけど、わかったと言って電話を切った
なにがあったんだろう
ゼロに厳しい事でも言われたのか?
なにかミスをしたのか?
思い当たる事を全て思い浮かべた…でも、違うような気がする
の事が気になって、赤井に頼まれた報告書も、ゼロにやって欲しいと頼まれたハッキングも手がつかない
ダメだな…ほんと…
情けなくなって、パンと顔を叩いて、PCに向かった
集中しろ…
傍にいてやれない事を悲しく思いながらも、気持ちを切り替えた