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[名探偵コナン]I treasure you

第49章 Healing




「、乗れよ
そんなに濡れて風邪引くぞ」
路肩に車を停めてに声をかけた
「あ、陣平さん
でも、座席濡れちゃう」
「そんなのいいから、早く乗れ」

同僚も乗った方がいいとの背中を押していた

遠慮するを助手席に引き入れて
持っていたタオルで身体を包んだ
スーツのジャケットを被って走ったのか頭はそんなに濡れてなかったけど、ブラウスは濡れて肌に張り付いている

致し方ないとはいえ、あの同僚の前でもこれを晒したのかと、イラッとする

「着替えなきゃな…車停めれる所に移動するからちょっと待ってろ」
「ごめんね」

近くのショッピングモールも地下駐車場に車を停めた

「ほら、俺の着替え貸してやるから、それ着てろ」

後部座席で着替えている
服を脱ぐ音が耳に響いてくる

くしゃみをする
寒いか?と声をかけようと振り向いた事を後悔した

まだ、着替え途中だったが驚いて目を見開いている
まだボタンを留めていなくての胸元が顕になっていた

「こっち見ないで…欲しい…」
「悪い…」
前を向いてハンドルを握って突っ伏した


ダメだ…


「着替えられたか?」
「うん、ありがとう」

マンションの駐車場に車を停めて降りるように即す

の方を見ないまま部屋の前まで来た

「シャツありがとう…洗って返すからね」
「あぁ」
鍵を開けて部屋に入ろうとする俺には怒ってる?と聞いてくる
横目で見ると不安げに俺を見つめていた
「お前…」
の手を引いて部屋の中に連れ込んだ

「こっちは必死で抑えようとしてんのに、そんな顔で見つめるなよ」
「全然こっち見ないから怒ってんのかと思った…」
「俺が怒ってようがはどうでもいいんだろ?」
しまったと思った時はもう遅くて、目にはいっぱい涙を浮かべている
「ごめん、俺…」
に触れようとしたらするりとすり抜けて泣きながら自分の部屋に帰って行った

あんな言い方しかできない自分を呪う
そんなことが思うわけないってちゃんとわかってるのに…

電話しても、チャイムを鳴らしてもは出てくれない

ごめんと一言メールをうって携帯を見つめた

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