第48章 dying at one's post
「上手くいくかな…」
「赤井の事だ…心配いらないよ、きっと上手くいく」
「そうだね…」
そろそろキールと赤井さんがあっている時間か…
パトカーのサイレンがだんだんと近づいてくる
予定通りにコナンくんが呼んだのだろう
爆発音が聞こえた
「赤井さん…」
「大丈夫だって…死体とうまくすり変わってるよ」
「うん…」
ヒロくんがいてくれてよかった、1人で待ってるなんて私には出来なかった
人影が林の中から現れた
「あ…あれ…」
「赤井だな」
エンジンをかけて赤井さんに近づいた
「はい、回収成功」
パチパチとヒロくんが拍手した
「赤井さん…生きてますか?幽霊じゃ…」
「ふっ…諸伏の時もそんなこと言っていたな…」
「そうでしたね、血がリアル過ぎて…でも本当に心臓と頭でしたね…」
「あのボウヤの言った通りだっただろ」
「コナンくん凄すぎ…」
ヒロくんの運転で工藤邸に向かう
裏に車を停めて裏口からお邪魔した
「いらっしゃい、ちゃん」
「有希子さん?!帰ってきてたんですか?」
有希子さんとの再会がこんな形になるなんて思ってなかった
彼女の後ろからひょっこり顔を出したコナンくん
「上手くいったみたいでよかった」
「ボウヤ、世話になったな」
「あなたがFBIの?」
「赤井秀一です」
有希子さんはイケメンさん♡と喜んでいた
赤井さんがお風呂に入っている間にコナンくんと有希子さんの関係を聞いたけど…途中で思考をストップさせた
要するに遠い親戚と言うことだろう
ヒロくんはコナンくんに興味津々でいろいろ問い詰めていた
コナンくんはタジタジで逃げ出したそうだ
でも何となく気が合うのか、ヒロくんが子供の扱いがうまいのかあっという間に打ち解けていた