• テキストサイズ

[名探偵コナン]I treasure you

第48章 dying at one's post


「なんで?」

「小学生の子供には刺激が強すぎるんだ…お前はほんとに人たらしだな」

「その言い方酷い!人たらしって…なんですか?たらしこんでませんけど!」

「俺にそうやって楯突いてくるのはお前ぐらいだよ、お前の人柄に惚れ込んでいるものは大勢いる
ジョディなんか1度しか会ってないお前の事をいたくご執心だった
なぁ、坊や…」

「そうだね
でも、凄いのはお姉さんだよ
随分前にボクが今回作って欲しかった装置を完成させて、実践してるなんて、驚いちゃった」

「博士が手伝ってくれたから…私はそんなに役にたつような人間じゃないもの
近頃思うんだ…死んだフリじゃなくてもっといい方法があったんじゃないかって…
周りの人も本人も辛すぎるもの…」

「それでも、そうしなければ、彼は死んでいたぞ
そして、今回も死んだフリでもしなければ、誰が死ぬことになる
俺か…水無怜奈か…どちらかが…」

「そんなことさせないよ、絶対」

私に課せられたのは赤井さんに血糊が吹き出る仕掛けを施すこと、それと赤井さんを回収して工藤邸まで連れていく事

それ以外は命じられなかった

「もっとお手伝い出来ることありませんか?」

「組織の連中は今はFBIだけだと思っている
警視庁まで絡んでいると知られたら後々面倒だろ?
協力要請をかけていないからな…気持ちだけ受け取っておくよ」
まぁ、そうだよね、私単独だし…
なんにも出来ない時分が情けなかった

「迎えにいきますから、待ってますから、絶対に来てくださいね!」
赤井さんが無事であるように願いを込めながら言った
「あぁ、必ず行く
諸伏にも来るように頼んでおいてくれ
後、このことは諸伏以外には内密に…
君の直属の上司にも言ってはならん」

「わかりました」

また連絡すると言われて後ろ髪を引かれる思いで病院を後にした

/ 420ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp