第47章 Endurance
を抱えて寝室まで連れてくる
スーツ着てるし、着替えさした方がいいよな…
ジャケットを脱がせて、そこで手が止まる
スカートもストッキングも脱がせた方がいいとは思うけど、脱がせた後襲わないでいられるか自信がなかった
は病人だぞと、自分に言い聞かせてスカートのホックに手をかけた
ドキドキ…と鼓動が速くなってしまう
あまり見ないように努力して、なんとか楽になれる格好にさせた
ゼロに連絡をして薬を買ってきてもらうように頼んだ
情けないな…が辛そうにしてても自分で薬を買ってきてやることもできない
汗をかき始めたは呼吸も速い
額の汗を濡れたタオルで拭いてやると一瞬目が開いて、微笑まれた
「ありがとう」と小さく言ってまた目を閉じた
程なくしてゼロが薬と果物を持ってやってきた
「お粥作っていくから、が起きたら食べさせてやって」
「わかった、悪いな…」
「まだ明るいから、ヒロが外に出るわけにもいかないからな、問題ない」
忙しい中来てくれたのか、そそくさと帰っていく
カチャリと寝室のドアが開いた
「、起きちゃダメだろ?寝てなきゃ」
「ヒロくん…がいないんだもん…どっか行っちゃったかと思った…」
「怖い夢でもみたか?」
「ん…」
もう一度ベットまで運ぶ
「ゼロがお粥作ってくれたぞ、食べれるか?薬も飲まなきゃな」
「食べる」
「いい子だ…」
ポンポンと頭を撫でてお粥を運んできた