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[名探偵コナン]I treasure you

第44章 Worry



「何食べてんだろう…」
零くんが退院したから零くんが作りに来てるのかな…
赤井さんと鉢合わせしなきゃいいけど…
ヒロくんの部屋をこっそり抜け出して買い物に行く
帰ってきても2人はまだ寝室だ

勝手に料理を始めた
ヒロくんの好物、肉じゃがを作っていると匂いにつられたように2人が出てきた

「いい匂いだな、美味そう」
「ヒロくん料理してないでしょう、ちゃんと食べなきゃいざと言う時に動けないよ」
「料理はどうも苦手で…」
そう言いながら私の隣に来たかと思えばミニトマトをつまみ食いして行く
「もうっ!」

赤井さんがふふっと笑った

「そうしていると夫婦の痴話喧嘩にしか見えんな…」

「「えっ…」」
2人して顔を赤くしてしまった

「赤井さんも冗談言うんだね」
恥ずかしさを紛らわすようにヒロくんに耳元する
「またうるさいって言われるぞ」
食事の準備を手伝ってくれるヒロくん
そういうことはテキパキと出来るのに、なんで料理は出来ないんだろう
並べた食事にヒロくんは歓喜していて赤井さんは驚いている

「人は見かけによらないということか…」
なんだかすごく失礼な言葉が聞こえてくる
「の飯美味いぞ、俺が保証する
いただきます」

ヒロくんはニコニコしながら黙々と食べてくれる
「毒なんて入ってませんからね」
「いや、誰かが作った手料理なんて久しぶりだなと思ってな…」

「赤井さんなら、手料理ご馳走してくれる彼女たくさんいるでしょう?」

「お前は俺の事なんだと思ってるんだ…」

ふと悲しそうな顔をする赤井さん
なんかあったのかな?

「赤井も食えよ、冷めちまうぞ」

ヒロくんに勧められて口に運ぶ

「うん、美味いな…」
素直にそう言われて照れてしまった
「ありがとう…ございます…」

悲しそうな顔で微笑まれた

赤井さんが帰っていきヒロくんに気になった事を聞いてみた

「赤井さんなんかあったの?」

「ちょっとな、そのうちわかると思うから…
は今まで通り赤井に接してやって
のこと相当気に入ってるから」

「でも、赤井さんが帰ってきたって言うことはなんか動くんだよね…」

「そうだな…無茶だけはしないでくれよ…」

「うん、ヒロくんもだよ?」

零くんと赤井さんからの連絡を待ちつつ公安の仕事をこなす日々がしばらく続いた


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