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[名探偵コナン]I treasure you

第40章 Help


ゼロは酷く落ち込んでいたらしい

赤井に憎悪をぶつけるようになったと、本人が言っていた

は甲斐甲斐しく俺の世話をしてくれる

「?寝てないんだろう?大丈夫か?顔色悪い」

「ん、大丈夫…零くんが…全然寝てくれなくて…それに付き合ってたら私も…
この状況作ったの私だし、今零くん1人に出来なくて…」

「そっか…でもちゃんと寝ろよ
ゼロには風見さんもついてるし、に倒れられたらゼロのやつ、今以上に過保護になっちまうぞ」

あの一件から、ゼロはの居場所を逐一報告させるようになったらしい

「大丈夫、大丈夫まだまだやれるよ、私」

「ダメだ、1時間でもいいから寝ていってくれ」

こんなフラフラな見たことなかったし、心配だった
今の俺は近くにいたって、すぐ駆けつけてやれないから

「が眠ってくれるまで離さないから」

ソファに座っていたを抱きしめて背中をさするともう既にウトウトし始めた

「おやすみ」

俺の膝に寝かせてブランケットをかけた
柔らかい髪を撫でていると赤井が尋ねてくる


「ほぉー、お嬢さんはお前の前だとえらく警戒心がないんだな」

「付き合い長いからなぁ、とは…
兄貴としか思われてないんじゃないのかと思う時があるよ」

「お前を助けるために、彼女は必死だった
大事にしてやれ」

「分かってる」
気になっていたことを聞いてみる

「あのさ、赤井…となにがあった?」
「何したと思う?まぁ最後まではしてないが、彼女の感度の良さは知っている」

「…っ……、くそ……」
俺がこんな感情持つこと自体が間違っている
ただの幼なじみだから…でも、それでもあのすべすべな白い肌に誰かが触れたかと思うと、の事を閉じ込めたくなる

思いの外の事を気に言っているこいつもチャンスがあればとベタベタ触っているのも気に食わない


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