第39章 Traitor
「おいおい、何してんだよ
いくら命の恩人でもに触るな」
2人の間に入ってベリっと引きなした
「ほぉー、お前らそういう関係か?」
「違うけど…はその…」
「幼なじみ…ってだけですよ、赤井さん」
答えに困っていると透かさずが躊躇もなく答えていた
幼なじみ…か…確かにそうだけど…
「そうか、なら先日の続きはまた後日だな」
「だから、しませんてば!」
おいおい、聞き捨てならねぇセリフが聞こえたぞ
「続きってなんだよ…てか、ライとはいつから繋がってた?
まさか、ライからの香水の匂いがした時からか?」
警察犬並の嗅覚だな…とライは笑っていて
はアワアワと慌てていた
「何かあったのか…?何された?」
「なんでもない、なんでもない」
の肩を掴んで揺さぶりながら聞いたが否定をされる
怪しいけど、こうなるとは絶対に口を割らない
「で、俺は死んだことになったけど
公安にも戻れないし、どうすればいいんだ?」
「スコッチには、俺とお嬢さんの連絡係や俺達が表立って動けない案件の調査、ハッキングなどをやってもらいたい、得意だろ?」
「FBIと公安の協力者…か…」
まぁ、今のところそんな事しか出来ないだろうな…
また来ると言ってを残してライ、いや赤井秀一は帰っていった
「、本当にありがとう
助かった、がいなかったら本当に自決する所だったよ」
「上手くいって良かったよ、でも零くんは今頃…悲しんでると思う…ヒロくんも辛いと思うけどもうちょっと待っててね」
逆の立場だったら、悲しいなんて言うもんじゃないだろう
「がゼロの事支えてやってくれ」
「零くんが、それを許してくれるなら」
必要なもの揃えてまた明日来るねとも帰っていった