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[名探偵コナン]I treasure you

第32章 Shopping



「それはお前がかわいいから男達が見てんだろ?」

「違うよ、さっきだってすれ違った女の子達が陣平さん見てキャーって言ってた」

の脱いだスーツをショップの袋に入れてくれた店員がコホンと咳払いをする

「お二人共美男美女ですから並んで歩いてもとってもお似合いです」
満面の笑みで言われた


痴話喧嘩は他所でやれってことか…

手を繋いでまたショッピングモールの中を歩く
さっき買った服によく似合いそうなパンプスを見つけた

下着が見たいと言うの目を盗んでこっそり購入した


「まーた、そんなエロい下着選んでる」
が手に取っているのは萩原が喜びそうなレースとフリルがついた黒のブラだった
「え?陣平さん恥ずかしくないの?」

「別に?」
「一緒にいる私が照れるからちょっと外で待ってて」
「へいへい」


こうして買い物していると普通のカップルみたいだな、いつかまたこうして一緒に買い物がしたいと切に思った

下着を選んできたをベンチに座らせた
俺は膝まづいて買ったばかりの靴を履かせる

「なんだか、気分はシンデレラだね
靴履かせてもらうなんて、なかなかないよ」

「履き心地はどうかな、お姫様?」

「バッチリ過ぎて怖い…」

「服も靴もよく似合ってる」

「ありがとう、今日ほんと楽しい」

「お前が楽しそうにしてくれるから、俺も楽しい」

「照れちゃう…じゃない…」

「だって本当のことだし…」

手を差し伸べると躊躇なく繋いでくれる
少しお高いレストランに入ってイタリアンを食べた

オシャレしてんだし、たまにはこういう所も悪くない
赤ワインを飲んで、少しほろ酔いになったは美味そうにデザートを口に運んでいた

「美味かったな」
「うん、今日は本当にありがとう」

はまだ気づいていない
車で来たのに、俺も一緒に赤ワインを飲んだことを
飲酒運転になっちまうから帰れないな
は自分のことをずるい女でごめんねと言うけれど、そういう流れに持っていく俺も十分ずるい男だ

だから、おあいこなんだから、が俺の気持ちに応えれないなんて気にする必要はないんだ

酒を飲んだことを伝えるとなんだか騙された気分と拗ねてしまった



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