第32章 Shopping
「わっ…」
床で頭を打たないように抱きとめたけど、バランスを崩して押し倒される感じになった
「あ、陣平さん、ごめんなさい…」
「いってーな、気をつけろ」
うん、と呟いて俺から降りようとするをこっちに引っ張り腕の中に閉じ込める
「ちょ…なに?離して」
「こんな極上の体勢、なかなか体験出来ないからなぁ」
「やだ、陣平さん、エッチ…」
「なんとでも言ってくれ」
ドキドキとの心臓の音が伝わってくる
上半身を起こしての頬に触れた
「ここ、職場なの忘れてない?」
「いけない事してる時って妙に興奮しねぇか?」
「変態!スケベ!エッチ!」
「ひでぇな…は…
こんないい匂いさせて、すぐに俺をその気にさせて、誘惑してくる
昨日、手出さなかったのを褒めてもらいたいくらいだ」
「別に、誘惑なんてしてない…」
わかってないなぁ…の全てが俺を興奮させるのに…
ポスンとフワフワのの胸に甘えるように顔を埋めた
「どうしたの?陣平さん、疲れてる?」
「そういうことにしといてくれ」
疲れてると思い込んでくれたのか大人しく抱きしめさせてくれてよしよしと髪を撫でなれた
コツコツとこの部屋に近づいてくる足音
部屋の奥にまで行き胡座をかいて座った上にを横抱きにして隠れた
「静かにしてろよ…」
別に隠れなくたって良かったのにの事をまだ抱きしめていたかったから
俺のスーツをキュッっと掴み、息を殺している姿が可愛かった
「あれ?さんどこ行ったんだ?風見さんは確か…ここって言ってたのに…」
ドアが開いて公安の同僚がを探しに来た
ドキドキとさっきより鼓動が速くなっている
緊してるの首に唇を近付けた
「なにして…っ」
シーと人差し指を口の前に持っていくと何もするなと視線を送ってくる
やわやわとの胸を揉んだ
「ーーーーーっ!」
自分の手で口を塞いでイヤイヤと首を振る