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[名探偵コナン]I treasure you

第30章 Party *


パーティ会場ではゼロとは人目を引く

次々に声をかけられなかなかターゲットに接触出来ていない

「ドリンクをどうぞ」とバーテンの姿での前に立つ

「ありがとうございます」
「お疲れでしたら、BARのカウンターにお座りになられたらどうですか?」
「そうさせてもらおうかな」

高いヒールは履きなれてないそうで足が痛そうだった

がカウンターに座る
足を組んでその太ももを顕にした
男性客の視線が一気にそこに注がれる

我先にとやってきたのは、が狙っているターゲットの男

「隣いいですか?」
「どうぞ」

の顔つきが変わった

「おや?ソフトドリンクですか?」
「なにかオススメありますか?」
お酒のことよくわからなくて…と相手を見つめた

「彼女にロングアイランドサマーティを」

「かしこまりました」

こいつ…レディキラーのカクテルを飲ませるなんてに下心があるの見え見えだな

「飲みやすいカクテルですよ」
乾杯と自分が飲んでいたシャンパンのグラスとカチンと合わせた

「美味しいですね、素敵なお酒をありがとうございます」

「気に入ってもらえて良かったよ」

丸出しになっている見るからにすべすべの肩を抱いて撫でている

満更でもなさそうなの表情

盗聴器を仕掛けるという任務を知っていなければ彼女も気があるとさえ見える

さすがだな…ゼロに見込まれただけのことはある

俺はこういうハニートラップはには出来ないと反対した事もあった
でも、ゼロはなら出来ると自信を持っていた

は腕を絡ませながら楽しそうに会話をしている
相手もの美貌と聞き上手な話法にもうどっぷりと浸かっているように見える
「すみません、御手洗に…」とは席をたった

名残惜しそうに男は指を絡めていた
お代わりしたシャンパンを一気に煽ってを追いかける

トイレに立ったということは盗聴器は仕掛けたはずだ
待ち合わせ場所に俺も向かった

あとはを回収してゼロと合流するだけ
待ち合わせ場所にはいなかった



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