第2章 Puppy love
「でも、困ったな…おかあさん帰り何時頃?」
「わかんない…遅くなる時はとことん遅いから」
「俺んち来る?濡れたままだったら大事な時期なのに風邪ひいちまうぞ」
「お願いしていい?」
大学生になってから親戚の家は出て一人暮らしをしていた
走って家まで帰り着くとボタボタに濡れてしまった
「風呂場はここだから、早く入ってこい」
「お邪魔します、ヒロくん先どうぞ」
「俺は男だから平気なの、ほら早く」
遠慮がちにシャワーを浴びに行く
着替えとバスタオルを脱衣所に置き
濡れてしまった制服を洗濯機に放り込む
乾燥機にかければ帰る頃には乾くだろう
風呂から出てきたを見てギョッとした
上下セットをちゃんと渡したはずなのに上しか着ていない
「ウエスト大きすぎて落ちちゃうの…」
どんだけ細いんだよ…
参ったな…
お尻は隠れているけど、触ったら気持ちよさそうな太ももが見ている
かなり際どい姿だった
バスタオルをに向かって投げて俺は風呂場へ急いだ…
相手は中学生なんだから落ち着けと自分に言い聞かせる
シャワーを浴びてリビングに戻るとまだ髪を濡らしたままのがいた
「髪、乾かさないと風邪ひくぞ」
「ヒロくんお母さんみたい」
「つまらないこと言ってないで、ほらこっち来い
乾かしてやる」
ドライヤーでの長い髪を乾かしている
気持ちよさそうに目を閉じてウトウトしていた