• テキストサイズ

[名探偵コナン]I treasure you

第2章 Puppy love


が高校受験に必死になっている頃、俺達も進路を決めなければいけない時期で、警察学校に進む為に受験勉強をしていた

調べ物があって図書館へ行くともいた
隣の席に座るとノートの端っこに
"ヒロくんも勉強?"と書いて見せてきた

頷いてからのシャーペンを借り"も追い込みだろ?頑張れよ"と書き入れた
続けて"ヒロくんの後輩になりたいから頑張る"と書く

俺とゼロが通っていた高校に進みたいらしい
今のの学力なら全然問題ないだろう
油断は禁物だけど

区切りのいい所でそろそろ帰ろうと誘うと後ちょっととなかなか勉強熱心な姿に関心した

が真剣な顔で問題を解いているのを黙って見守る

時々ほんとに中学生か?と思うような大人びた表情をするからドキっとしてしまう

体つきもいつの間にか女らしくなっていて、子供から大人に成長してるんだと実感する

出会った時はあんなに小さかったのに
ほんと大きくなったなと親心で見つめていた

トンとノートと教科書を揃えている
終わったようだ

出口に向かい外に出ると今にも降り出しそうな雲行きだった

「降ってくる前に帰ろ」
「うん」
少し足早に歩いているとついてこれない

「ヒロくん、自分の足の長さわかってる?」
「がちっちゃいからだろ?」
「違いますーヒロくんがおっきすぎるんです」
じゃれあっているとポツポツと降り出した雨を感じた

「走れー」
「待って」

の手を取り転ばせないように走る
本降りになってきて二人とも全身びしょ濡れだ

屋根のあるバス停の下で少し雨宿りをする
夏とはいえこれだけ濡れてしまったら受験生に風邪を引かせてしまう

は携帯を見て"げっ…"と呟いていた
「どうしよう…お母さん仕事で遅くなるって、私今日鍵持ってくるの忘れたのに…」

落ち込んでいるの制服は濡れて下着が透けてしまっている
暑くてさっき脱いでいたシャツをの肩にかけた

「ヒロくん?」
「丸見えだから…」
「エッチ…でもありがとう」

なんだか、聞き捨てならないワードがあったが今はそれに突っ込んでいるヒマはない


/ 420ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp