第1章 責任感じてるんスよ
「オレは人事を尽くしている、そしておは朝占いのラッキーアイテムを必ず身につけている。」
緑間っちがオレにカエルの置き物を見せてきた。これが今日のラッキーアイテムなのか。
毎回毎回、占いとかラッキーアイテムとか正直意味分かんねぇ。
でも実際、これがキセキの世代ナンバーワンシューター。実力は認めざるを得ない・・・か。
「つーか、オレより黒子っちと話さなくていいんスか?」
「必要ない。B型のオレとA型のあいつは相性が最悪なのだよ。」
確かに2人は相性悪いっスよね。てか、緑間っちと相性良い人の方が圧倒的に少ないでしょ、と言いかけそうになった言葉を飲みこんだ。
「あいつのスタイルは認めているし、むしろ尊敬すらしている。だが誠凛などと無名の新設校へ行ったのはいただけない。」
その新設校にオレたちは負けたのか、と大きなため息が出る。思い出すだけで頭が痛い。