• テキストサイズ

【KP】~僕らと苦くて甘い日々を~

第4章 疑惑





───……
───……



「……何があったか教えて?」

「……」


撮影スペースと楽屋を繋ぐ
階段の踊り場。

そこで、俺は海人に
詰め寄られた。


……でも、何も言えない。



「オレにも、他のメンバーにも
言えないことなの?」

「……うん」



勝瀬さんが、まさかオメガ
かもしれない、とか。

確信があったとしても
とても自分の口から言える
ものじゃない。



「……そっか」

「意外にあっさり引き下がるんや」

「そりゃ、マネさんの事も
心配だから、気にはなるけどさ。
他のメンバーにも言えない事なら
本当に重要な事なのかなって思うし」



人のプライバシーみたいなの
無理やり聞くのも嫌だし。

そう海人は続ける。








/ 95ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp