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【KP】~僕らと苦くて甘い日々を~
第4章 疑惑
廉Side___
『後で話聞かせて』
そう、海人は俺の耳元で言った。
ギリギリ学年は違うけど、
同じ年に生まれた彼は時々、
俺の脅威になる。
ごまかしたのだって
ばれてたっぽいから、
恐らく本当の事を言わないと
海人はへそを曲げてしまうだろう。
だけど……
すん、と鼻を鳴らす。
まだ微かに、鼻腔に漂うこの匂い。
確信は持てない。
そんなうちから、メンバーに
言ってしまっていいのだろうか。
しかも、
俺の口から。
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