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【KP】~僕らと苦くて甘い日々を~
第4章 疑惑
ムズムズと痒くなる鼻を
かきながら、
俺達はメンバーの待つ現場まで
蒲田さんに送ってもらった。
予定より30分近く遅れたせいで、
しょうや岸くんは余計に
心配そうに俺らに聞いてきた。
「もうほんとやめてよ。
がちで心配した~~~」
「ほんとだよね」
「……俺も、もう来ないのかと思った」
一人離れた場所で振り付けの
練習をしていた海人が
こちらを振り向く。
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