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【KP】~僕らと苦くて甘い日々を~
第3章 それぞれの葛藤
「飛ばしてきたって……
俺ら乗っけて事故らんといて
下さいね!?」
「ははっ、大丈夫!
技術はあります!」
疲れてるだろうし早く帰りましょう!
と、彼女は楽屋の方へ
ルンルンと鼻歌を歌いながら
向かっていった。
「ほんま、おもろい人やわ」
ふっ、と笑いつつ呟くと、
俺もその後を追いかける。
毎日違った刺激を受けると、
なんだか無性に
普通に戻りたくなる時がある。
そんなときに彼女の顔を見ると
癒される気がしてならなかった。
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