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5人でいる。--幸せな空間--【気象系BL】

第7章 2人きりの時間 ★



>>side:Jun

和「おいしい…」
潤「だろ?…ふふ…よかった。その顔見れて」
和「ん?」
潤「かずさ、食事興味無いくせに味にはうるさいじゃん?」
和「えー?うるさくないよ!」
潤「いやー。舌が肥えてるもん。いいモノ食べて育ってるじゃん」
和「…まぁ、それは自覚はある…けど、なんでも美味いよ?俺」
潤「美味いとは言うけどね?俺は、絶対思ってることあるんだろうなって思ってみてるよ?」
和「こわぁ…」
潤「どっちが!ふふ…でもその顔は、本当に美味しそう♪」
和「いつも、本当に、美味しいですよ」

かずと来た店は俺の最近のお気に入り。
メンバーは初めて連れて来た。
創作和食で、おでんが美味い。
でも、アボカド料理とか肉とかもあって
おしゃれなおでん屋さんって感じ。
席も個室で、過ごしやすい雰囲気。
かずも気に入ってくれたみたい。


潤「かずー…」
和「んー?」
潤「楽しいね、デート。」
和「…ふふ…楽しいね。」
潤「一緒に時間が取れたらさ、こうやって…デートしよ?また…」
和「………」
潤「…やだ?」
和「…時間はさ、無理やりでも、作るべきなんだよ。」
潤「え…?」
和「楽しい時間は…さ、自分に必要な時間は、ちゃんと、作らなきゃね…今日みたいに…急にでも、」
潤「かず…」
和「俺、潤といる時間必要だからさ。なかったら…全部に支障が出ると思うもん。だから…ありがとね。今日、誘ってくれて…嬉しかった。」
潤「ん…俺も、支障でるよ、」
和「ふふ……デート、しようね。また」
潤「うん…♪」

うんって、いつもみたいに軽く
頷いて笑ってくれると思った。
でも、かずは真剣だけど柔らかい表情で
言葉を並べてくれた。

ほんとすき。こういうところ。

言葉のチョイスとか、考え方…思考回路…
かずと俺は全然違うけど、
ふと出会える場所があって。
かずが俺に寄り添ってくれてるのを
感じる時もあるけどね。
今まで口に出さなかったのも、
出会えた場所が、その考えの場所だったから。
今、現在はきっと2人とも、
相手に伝えたいという想いが合致してる。

和「好きだよ、…じゅん…」
潤「俺も、大好きだよ…かず、」
和「ふふ……幸せってこういうのもあるんだな」
潤「え?」
和「あの家にいると、いつも幸せって思うけど…今は、さらに…特別な気がする」
潤「ふふ…その言葉で俺も特別だわ」


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