第7章 2人きりの時間 ★
>>side:Satoshi
にのが出かけちゃった。
松潤からの誘いで。
デートだなぁ。
2人だしホントにデートじゃん。
いいなぁ…なんてぼんやり思う。
智「誰か帰ってこないかなー…」
いいと思うよ?
にのと松潤は、本当に想い合ってて
周りから見ててもかわいい。
デートなんてあんまないだろうし
時間が合うなら、たまには出かけたいよね。
ソファでぼやーっとしてたら、
扉の開く音が聞こえた。
嬉しくて身を乗り出す俺。
どんだけ寂しかったんだよ…ふふ…
翔「ただいまぁ……どしたの、にぃさん」
智「翔ちゃーん!お帰りっ」
翔「おうおう…ただいま。」
智「ふふ…寂しかった」
翔「ふはは!なに、かわいいんだけど」
智「でしょ?一緒にご飯食べよ?」
翔「うん♪」
姿が見えた翔ちゃんに抱きついた。
翔ちゃんは嬉しそうに受け入れてくれる。
翔「なるほどねー。だから余計に寂しがったのか」
智「だってさー……いいんだよ?2人が出かけるのは何も異論はないけど、1人残されるという状況ね?寂しさが増すじゃん」
翔「ふふ…にぃさんは1人が好きなのにね?」
智「…今日は寂しかったの。気分だよ。」
翔「よかったー、早く帰って来て。ラッキーだな、俺♪」
智「えー?」
翔「思いがけず、こんなかわいいさとしに会えるとは。2人に感謝するよ」
2人だから、今日は松潤と雅紀の席に
隣同士で座ってご飯を食べた。
メニューは簡単。オムライス。
翔が頭を撫でてくれて
抱き寄せてくれて
それだけで俺の寂しさは吹っ飛んだ。
翔「…じゃあ…今日はさとしのこと、可愛がってもいい?」
智「ちゅっ…しょぉ…痛いのはやだよ?優しいのがいいな…」
翔「ん…しょうがないな。可愛いから優しくシてあげる。」
智「優しいしょぅ 、大好きだよ、俺」
翔「ふふ…りょうかい」
ちゃんと食器は片付けて、
2人きりだから俺の部屋に入った。
ここではできないからね。
翔「…終わってから、一緒に風呂入ろうね」
智「ん…//」
翔「…可愛く鳴いて…興奮させて?」
智「アッ…ん…//」
ベッドで見下ろされて、
少しの愛撫に反応してしまう…//
その手はすごく優しくて温かい。
翔「ん、…さとし、感じてる…」
智「やっ…言わないで//」
翔「なんで…かわいい♪嬉しいよ」
今日は手は優しいのに口が意地悪だ…//
