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5人でいる。--幸せな空間--【気象系BL】

第7章 2人きりの時間 ★



>>side:Jun

潤「…ふぅ…」

和「…なに、そのため息。俺見て吐いた?」
潤「かず…違うよ」
和「…部屋戻る。」
潤「なんでよ。違うっつってんだろ?」
和「離して…っ」
潤「やだ。ここにいろよ。」
和「……」
潤「…な?」
和「……」

智とシャワーし終えて
自室に入るとベッドにはかずがいた。
そうだ、一緒に寝るって言ってた。

ふぅって、落ち着いて息を吐いたつもりが
視線を間違えたらしい。
確かにかずと目が合ってから息が出た。
や、ほんと、そんなつもりないから。
むしろ嬉しい。分かるでしょ?

なんか拗ねて部屋を出ようとする
かずを半ば力ずくで止めた。
両肩を掴んで目をじっと見ると
かずは大人しくコクリと頷いてくれた。


潤「…待たせてごめんね…?いてくれて嬉しい…」
和「……」

ストレートな言葉を発し、
ベッドに寝転んでかずを抱きしめた。
腕を回してくれてギュッて
服を握りしめてくれるだけで
俺の心は晴れていくんだから不思議…

潤「かず…」
和「…んー?」
潤「…眠い?」
和「ぃや…?」
潤「ふふ…顔見せて…」
和「なに、どしたの…?」
潤「…んーん。…すき。」
和「…おれも、…」
潤「…ちゅっ、」
和「チュ、…」
潤「ふふ…かわい…♪」

俺の胸に押し付けてた顔を剥がして
上を向かせると、上目遣いの
キラキラした綺麗な茶色い目が見える。
軽いキスをすると、かずからも
お返しがあって、ペロッと唇を舐められた。
ほんと、犬みたいでかわいい…//

2人きりの時のかずが1番すき。
本当に、俺の恋人だと思ってしまう。
さっきまで、違う奴抱いてて…
かずも、違う奴にいじめられて…
それでも、最後は2人でいる。

究極だと思うんだよなー。
本当に好きなんだと思う。
比べる相手が多い中で…
お互い望んで一緒にいる…
と、少なくとも俺は思ってるから。

身体の相性はさ、みんないい。
みんな好きな気持ちは嘘じゃないし。
でも、この時間はとられたくないと思う。
1番落ち着く、かずとの時間。

和「…寝たの?」
潤「んーん?」
和「眠い?」
潤「ふふ…んーん」
和「なんで黙ってんの…」
潤「…かずのこと、考えてた」
和「おれ?なに?」
潤「んー…落ち着くな、好きだな、…いち、ばん…、って?」
和「……ぁりがと」

1番、とか、言うべきでは
ないんだろうけどな…

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