第7章 2人きりの時間 ★
>>side:Kazunari
いちばん…
それは、4人の中で、1番って意味…
で、間違いないとは思う。
確かに俺も…誰って言われたら
潤を選ぶと思う。1番、好きな自覚はある。
でも、口に出してこなかったのは
3人のことも大好きだから…。
結局、選べないんだよ、俺らは。
いまの潤だって、多分…気が抜けて
口走っちゃっただけだと思う。
言い出すとさ…他の人とシた時
謎に罪悪感とか…感じちゃいそうで
嫌なんだよな…。普通じゃないけど
これが俺らの普通なわけだし…
でも、潤と2人きりには、なりたいと思う。
定期的に?頻繁に。
この時間は、俺には必要だから。
潤「…今度はかずが黙った」
和「……じゅんのこと、考えてた」
潤「んー…なに?」
和「…2人で、いるの、すきだなって…?」
潤「ふふ…うれしい。ありがと」
和「ん…すき、だよ」
潤「おれも…」
こうしてちゃんと本気のテンションで
すきだと伝えるのは潤だけ。
ヤってる時とかふざけてとかは
言ったりするけど、真顔では
他の3人には言えない。なんとなくね。
和「…また風呂場でヤったでしょ?」
潤「だって…さとしがさぁ…」
和「さと、風呂場ほんと好きだよね…ヤるのもヤられるのも」
潤「そう、ね。まぁ…楽だけどな、あとが」
和「ふふ…確かに。さとらしい…」
潤「…こんど、風呂場でヤる?」
和「こないだヤったじゃん…ぁ、それこそさといたのか…」
潤「いたねぇ。俺はかずの顔見てただけ」
和「…それがやだ…//」
潤「さっき、立ったまま挿れたけどすげぇ気持ちよさそうだったよ。あーでも…かずは腰に悪いかなー…」
和「やだ…じゅんは、俺には優しくシなきゃだめ。優しいのがいいの…」
潤「ふふ…分かってるよ?俺だって、かずとは甘いセックスがシたい。……翔さんにいじめられるのでいっぱいいっぱい?」
和「そう、それ。ほんとに…あんなの翔ちゃんだけでいいわ…」
潤「ふふ……でも、あんま無理すんなよ?」
和「ちゃんと無理な時は言ってるし、無茶はしてこないから大丈夫だよ?」
潤「ん…それならいいんだけどね」
他の奴とのセックスの話も平気。
むしろ聞いたりして…。
2人きりの時は甘いセックス。
共通認識があるのは特別。
潤「…な、今度出かけよ?2人で」
和「どこ行くの?」
潤「デート♪たまにはいいだろ?」
和「いいね…♪」
