• テキストサイズ

5人でいる。--幸せな空間--【気象系BL】

第7章 2人きりの時間 ★



>>side:Jun


翔「かずー…」
和「なーにー。翔ちゃん重いー…」
翔「んー…かぁずぅ…呑んでなぃじゃぁん…」
和「もー翔ちゃん呑みすぎ。よっかかってくんなよぉ!!」
翔「やらぁ…かずぅ…怒っちゃやら…」
和「…はいはい~…」
潤「ふふ…どした。怒ってんの?」
和「重いんだもん…」

潤「…美味いよ、かずのハンバーグ。ほんと、これは美味い」
和「これは?これはってなにさ」
潤「いや、違う。これは、昔から食べてるけどずっと美味いってこと!鉄板!大好き」
和「……ぁりがと。」
潤「…呑んでないの?酔わないじゃん」
和「んー…なんか…コレ見てたら酔えない。」
潤「…しょうさーん。かず怒ってるよ」
翔「やら…かずすきぃ…」
和「はぁ…すきすきー俺もすきだよーだからちゃんと喋って」
潤「っはははは!!」

俺がご飯を食べる横で、
2人はビール片手にわちゃわちゃしてた。

翔さんが酔っ払って
かずにもたれ掛かってきてて。
かずは机に突っ伏して、
その上に翔さんが覆い被さってる。


かずの豆腐ハンバーグは絶品。
鶏と豆腐と卵。
5割豆腐なんだって。
味付けは塩コショウと、生姜。
繋ぎに少し小麦粉を入れる。

前に、作ってる時横で見てた。
ハンバーグみたいな手で
ぐちゃぐちゃにこねて、
フライパンの上で形を作る。

すごいふわふわで、美味いんだー。
これ、前にテレビでも作ってた。
チャイルドマインダーだったかな。
実は出来ちゃう料理…
遺伝だよって笑うけど、
かずのご飯には温かみがある。
それは、かずの想いが
そうするんだと思うんだよな。
大袈裟だけど、食べる度に感じる。

今だって、口では嫌がりながら
翔さんを身体で突き放したりは
一切してない。

潤「ご馳走さま。今日も、美味かった。」
和「ん…お粗末さまでした」
潤「…かず、一緒に寝よ?」
和「ぁあ…うん。」
潤「それ、どうする?寝てるよ」
和「やっぱり?なんかより重い気がしてた」
潤「ちょっと待って。俺連れてくわ」
和「うん…ありがとう…」


2人で翔さんを部屋に運んで寝かせた。
あんな悪酔い珍しいなぁ…

潤「…翔さん、珍しいよね」
和「そうね…」
潤「……一緒に寝てあげる?」
和「や、……いい。じゅん、一緒に寝るんでしょ?」
潤「んー…まぁ、来てくれるなら」
和「…行くに決まってるでしょ」

/ 235ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp