第7章 2人きりの時間 ★
第7章 2人きりの時間
>>side:Jun
潤「ただいまー」
あれ…誰もいない。
ちょっと探してみよ…
って、たまに思っちゃう。
とりあえず自分の部屋に荷物を置いて
隣のかずの部屋のドアに耳をあててみる。
なんの音もしない。
2階かなぁ。
2階にあがって、端から…と
思ったらもう声が聞こえた。
「ぁあっ!!//やめっ、ぁッ…やだぁあ//」
翔さんの部屋。
そしてこの声は…かず。
間違いない。
翔さんとかずか…他はいなさそう。
2人きりの時は部屋で。
その約束はいつも守られてる。
かず、嫌がってる…?
「んぁッ…//ゃ、や!!はぁっ…ゆるして…//」
んー…これは…どうしよう。
いつもなら、ぁあ…ヤってるんだって、
離れるんだけど…今日はなんか
足が動かなくなっちゃって…。
ゆるしてってなに…
なにされてんの…
「ァアッ…イきたっ…//はぁっ…イ、ぁあっ…しょ、…おねがっ…はずしてぇえ…!!//」
リング…?止められてるのは確かだ…
翔さん…実は怪しい玩具
結構持ってるからな…。
その後も、かずがイけた様子はなくて
ずっと懇願するかずの喘ぎ声が
聞こえ続けてた…。
叫ぶような声だから聞こえるけど、
翔さんはぼそぼそと話してるのか、
何を言ってるのかは聞き取れなかった。
「しょぉっ…しょっ、ぅあああ!!//」
イった…?
「ま、て…まって、やだ!!むりぃっ//はぁッ、はぁっ…く、ぁああっ…//」
一層大きな声が聞こえたと思ったのに
その声はまだ続いた。
普段なら、声が聞こえたら
入っていったりするんだけど…
かずが苦しそうな声で鳴いてることに
俺は慣れてなくて…
今日は仲間に入りたいと思わなかった。
苦しそうだけど、翔さんが本気で
いじめることはないし信じてる。
ちょっと激しめのセックス
してるんだろうって思うだけ。
でも…俺はかずを苦しめたくはない…。
かずが同意してるとしても、
あの身体は優しく扱いたいんだ。
動けなくて、翔さんの部屋の前で
突っ立ってたら、かずの声が止んだ。
意を決して、ドアを叩く…
トントン…
潤「…翔さん?ただいま」
翔「じゅんー?お帰りー、ちょっと待って」
潤「…誰かいるの?」
翔「ああ、かず。」
ガチャ…
翔「お疲れ」
潤「ん。…寝てる?」
翔「ぅん」