第6章 旅先ホテルの一室 ★
>>side:Masaki
無事、コンサートも終えて帰ってきた。
ホテルでも一緒にはいるけど
やっぱり家で一緒にいるのが落ち着く。
今日は翔ちゃんだけ、
ぜーろーの日だから行っちゃった。
潤「晩ご飯どうする?」
和「…疲れたぁ」
潤「聞いてますかー」
雅「ふふ…今日は適当でいいよねぇ」
智「ご飯炊こうか。明太子あるよね」
和「明太子に白飯だけでいい…」
雅「超美味いやつ♪」
潤「味噌汁くらいは作るよ」
智「ありがと~♪」
松潤がキッチンに立ってくれてる。
にのはソファでぐでん。
リーダーはお風呂の準備してくれて
戻ってきたところ。
お米研ごうとしてくれてる。
俺はお茶を入れてにのの隣に。
和「……こういう時さ、一緒に住んでて良かったって思う…」
雅「んー?」
和「…もぬけの殻にならなくて済むよね」
雅「…ふふ…そうだね♪」
もたれ掛かってきたにのの
肩を抱いて引き寄せた。
あんなにいっぱいのファンのみんなと
過ごした後、家に帰ったら寂しい…
みたいな話をたまに番組でする。
俺たちは実際、家でも一緒にいるから
そんな思いをした記憶はもう薄いけど…
にのはたまに、こうやって
真顔でこんなことを言う。
表では、周りが真面目に答えると
面白いこと言って和ませるコメントに
寄せてくるから、心の中が見えないことが
多いけど…こうして家では
ぽつりと呟くことがある。
繊細なにのを…家の中では、
うんと甘やかしてあげたいし
裏では守ってあげたい。
…って、思ってるのは俺だけじゃないはず。
潤「…かず、大丈夫か?」
和「ん…ちょっと疲れただけ。ねむい」
潤「そか、ゆっくり風呂つかってきな」
和「ぅん」
雅「よしよし♪」
和「…ふふ…ぁりがと」
松潤は特に、心配性だし、
にののこと大好きだから…
にのが少しでも寂しそうな顔を
みせると飛んでくる。
にのは松潤に促されて風呂場に消えた。
智「ん?にの大丈夫?」
雅「うん、多分疲れてるだけ。帰って来て、寂しくならなくて嬉しいって」
智「ふふ…かわいいな」
潤「風邪薬いるかな?」
雅「喉ね。一応飲んだ方がいいかもね」
潤「ね」
今日の晩ご飯は本場の明太子と
炊きたての白飯に、
松潤のワカメと油揚げのお味噌汁。
あと、ビールで乾杯!
まぁ…実は帰り際にラーメンも食べたし!
みんなでzeroみよ!