第6章 旅先ホテルの一室 ★
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マネ「にのさん、一番奥だそうです」
和「うん。」
マネ「ちなみに、大野さん、松本さん、相葉さん、櫻井さんです」
和「…ご丁寧にどうも」
マネ「ふふふ…今日はどなたの気分ですか?」
和「からかってるでしょ?完全に」
マネ「えー?♪」
和「ふふ…お疲れさま。ゆっくりしなよ」
マネ「はい♪ありがとうございます。お疲れさまでした…あ、」
和「ん?」
マネ「明日、食べたいものあります?ケータリング入れます」
和「んー…ラーメン。とんこつ。」
マネ「ふふ…かしこまりました。明太子買って帰ります?」
和「うん、甘めの」
マネ「分かりました。では!」
和「はーい」
部屋の前まで来てご丁寧に説明してくれて
楽しそうに帰って行った。
マネさんは下の階らしい。
…どこにいるんだろうなー。
多分きっと、どっかに固まってる。
まぁ…とりあえずシャワーかな。
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なんとなーく。
ゆっくりしたくて。
1人でいそうな人のドアを叩いた。
ガチャ…
潤「…かず。」
和「…ひとり?」
潤「うん」
和「…入っても、」
潤「いいに決まってんだろ?」
和「ふふ…」
ほら、当たり。
潤「今着いた?疲れてんじゃないの」
和「んー、だから来た。」
潤「…ふふ…そか。おいで」
ドアが閉まると、両手を広げてくれた。
自然に引き込まれるように
抱きついてその腕にそっと包まれた。
潤「温かい。シャワーしてきたの?」
和「うん。…ふぅ…」
潤「一緒に寝る?」
和「いーの?」
潤「いいに決まってるだろ~」
和「じゅんー…すき。」
潤「ふふ…俺も。ひとりでいて良かった」
和「んふ…ひとりでいると思った」
潤「お見通しか…♪」
和「あ…でも、ライブのこととか…大丈夫?」
潤「大丈夫。かずといた方が調子いいから。」
和「…ん、ふふ…ありがと」
ゆっくりしたいけど、誰かといたくて。
そんな時は絶対じゅんのとこに来る。
そしたら…不思議といつも、
ひとりで待っててくれる。
潤「ちゅっ、ちゅ…チュ、…ふふ…」
和「…ふふ…きもち…♪最高のご褒美だなぁ…」
潤「撮影、お疲れさま」
和「あのね、アップしたの。実は」
潤「え、まじ?オールアップ?」
和「まだアフレコはあるけどね。現場は今日でアップ」
潤「そうだったんだ。お疲れかず」
和「ありがと」