第5章 幸せな疲労感 ★
>>side:Satoshi
雅「やべー…食べすぎたぁ」
潤「ははは!今から踊るんじゃないの」
雅「…やめる?」
翔「ふはは!明日にする?って?ふふ」
雅「いやっ!やる!でもちょっと休憩してからにしよ」
翔「風呂入れよっか~」
智「洗ってくるー」
翔「ありがと~」
潤「ホットプレート洗お」
翔「皿洗う~運んで~」
雅「はいはーい。にのちゃんこんなに食べるかな?」
潤「いやー、食わねぇな」
翔「残ってたら明日の朝食お」
潤「んー。そもそも今日帰ってくるよね?」
雅「来るでしょー?泊まりって書いてないよ」
翔「撮影は分かんねぇからな…」
たらふく食べたあとはみんなで片付け。
誰かが動き出すとみんな動く。
風呂を洗って、スイッチを押して戻ると
ダイニングテーブルはもう綺麗。
やっぱみんないると片付けも早いなー。
智「…にの、こんな食う?」
翔「ふはは!同じこと言ってる」
雅「ふふふ!俺も思った」
智「よね?焼きそばだけで良さそう…」
雅「えー、今日はお好み焼きメインなのに」
翔「まぁ、これを見りゃにの的には焼きそばメインだわな」
潤「ふふ!お好み焼きミニすぎだよね」
雅「かわいいじゃん、2口くらいでいけちゃう」
翔「まぁ、食べやすいけどな!」
智「ふふふ…!」
潤「食べたいだけ食べるだろ。おいとこ」
雅「あー、早く帰ってこないかなぁ」
片付けも終わって、
自主練するらしい2人は
ソファでお腹の休憩中。
潤は風呂。ジャンケン負けたー。
智「こんだけ食った後で踊るのすごいね。」
雅「ねー、ほんと。」
翔「超他人事!」
雅「ゆっくりやろ。ね!準備体操しなきゃ!」
智「んー、大事大事」
翔「にぃさんはあとは寝るだけ?」
智「寝るだけ!まだ早いから…ぼーっとする」
雅「ひゃひゃ♪いいねぇ」
風呂から出た俺は部屋には戻らずに
リビングにいた。なんとなく…
にのが帰ってきた時、迎えたくて。
こうして家にみんないると、
よりそう思う。こっちの勝手だけどね。
隣では松潤が真剣な表情で
自分達のライブ映像を見てる。
邪魔しないように、
紙とペンだけ持ってきて
たまにテレビに目を向けながら
落描きしてたら、時間は
あっという間に過ぎていった。
カチャ…
すごく静かに開いた玄関のドア。
開けた人間が疲れているのが
伝わるような、そんな音。