第5章 幸せな疲労感 ★
>>side:Kazunari
和「…ただいま」
智「おかえり、にの。お疲れ」
潤「おかえり」
和「お疲れさま」
家に帰ると、リビングがまだ明るかった。
今日はちょっと早めなんだな。
リーダーと潤くんが迎えてくれた。
潤「2人、自主練中」
和「…あぁ…」
智「ゆっくり風呂はいってきたら」
和「うん、ありがと」
みんないるんだ。
なんか久しぶりだな…とか思う。
一言二言話して、まっすぐ
自分の部屋に入った。
「ふー…」
やっぱ、作品に入るとメンバーとの
時間は確実に減る。
嵐としての仕事も他の人に回ることが
多くなってくるし。
まぁ、週一は絶対5人仕事だから
一緒なんだけどね?
会えないって言っても
一緒に住んでるから会えるんだけど…
けどけどって…ね。
同じ家だからこそ、多くを求めて
自分が疲れてる感を余計に
感じてしまったりする気もする…。
会いたかったから、リビングで
迎えてくれて嬉しいはずなのに…
こうやって部屋に直行してるし。
はー……なんだろうな。疲れた!
風呂入ろ…
智「あ、にの、いまちょい追い炊きしたから待って。すぐだし」
和「あ…ありがと、リーダー」
智「んーん。お茶でも飲んだら?ほら。」
和「ふふ…ありがと」
風呂場に行こうとしたら
キッチンにいたリーダーに止められた。
コップに冷たいお茶を入れてくれる。
和「ん…おいし。…やきそば?」
智「あ、うん。お好み焼きしてさ。ほんとはお好み焼きメインなんだけど超ミニだろ?ふふ」
和「ほんとだ。美味しそう」
智「にののだよ、それ。お腹すいてる?」
和「…ちょっとだけ食べようかな」
智「うん♪温めるね」
食べるって言ったらすげぇ嬉しそうに笑う。
ありがたいよねぇ…ほんと。
潤「あ、食うの?多かったら置いといていいからね」
和「うん。ありがと」
潤「リーダー、コップとってー」
智「んー」
潤「ありがと」
ライブ見てた潤くんがこっちに来てくれた。
雅「あー、にのおかえり!」
翔「おお、おかえり!お疲れ」
和「お疲れさまー」
雅「あ、食べる?美味しいよ~♪」
和「うん、おいしそ。」
翔「ちょっと俺風呂行っていい!?」
智「あー、今にののために追い炊きしたのに」
翔「え、あ…じゃあ待つ」
和「ふふ…いいよ、先行ったら」
翔「だめだめ。待ってる」
和「ふふ…いいのに」