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5人でいる。--幸せな空間--【気象系BL】

第4章 マネージャー事情 ★



>>side:Sho

楽屋で会ったにのは平気そうな顔で。
注射で痛みとってるのは一目瞭然。

心配されたくないのは知ってるよ。
でも、表ではしたくてもできないから
裏では…全力で心配したいし守りたい。


3本目のバラエティ収録中。

珍しくまだ正解していなかったにのが
辛そうなのは知ってた。
最近は、腰が悪いのは割と知られていて
ウケ狙いなテンションで
辛いって言葉にすることもあった。
それは、それほど、隠せなくなって
きてるってこと。それが分かるから
俺らはなかなかそれを素直に笑えない…
どうしても、心配な目でみてしまう…。

話が進んだ頃に、そっと腰に手をやり
支えてやると、俯いていた顔がそっと
こっちを向いてふわっと笑ってくれた。

翔「凭れていいよ」
和「…ありがと…」

いつもはにぃさんがそうやって
支えてあげてるけど、珍しく正解して
隣には俺しかいないから。
弱々しい笑顔に、少し心が傷んだ…


-楽屋

マネ「薬飲んでください!」
和「うー…」
マネ「にのさぁん…」
和「………」

楽屋に入ったにのは、雪崩込むように
俯せで横になった。そして動かない。


トントントン

翔「どうぞー」

「お疲れさまでした!」
雅「お疲れさまです!」
潤「今日も抜群な進行でしたねー♪」
「ふはは!恐れ入りまーす!!」
翔「ははは!全然恐れ入ってねぇ!」
雅「ひゃひゃひゃ!!」
「あれ、二宮さんはもう帰られて…?」
翔「いや、ちょっと…」
「あ…すみません、調子悪かったんですかね…俺知らなくて…」
翔「いやいや!大丈夫。でも…今ちょっと話せないかな」
「そうなんですね…じゃあ…また、再来週、よろしくお願いします!」
潤「お疲れさま~」
雅「お疲れさま~!」

いつも進行をしてくれる芸人さんは
収録終わりに挨拶にきてくれる。
にぃさんがあまり喋らないのはいつもで
怪しまれないけど、にのが出てこないのは
やっぱりバレる。身体で隠してたつもり
だけど、広くない楽屋…見えちゃうよな。。

マネ「にのさん!また先生に怒られますよ…」
和「……それは、ゃだね…」

5人揃う日ってことで、雑誌の取材とかが
この日にいろいろ詰め込まれてる。
合間にそれをこなし、やっと横になれた。
緊張の糸が切れたのかな。
不謹慎だけど、ふにゃっとして可愛い。

早く連れて帰ってやりたい。


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