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5人でいる。--幸せな空間--【気象系BL】

第3章 おかえりと言える家 ★



>>side:Jun

今日はこの3人の時間が多め。
プライベートはずっと一緒って
わけではないんだよ。

1人になりたい時もあるし、
逆に誰かといたい時もある。
遠慮せずに言えるから
居心地いいんだろうな。

今日は3人とも一緒にいたい気分なんだろう。
少なくとも俺はそう。


潤「ねー、鶏…手羽元食いたいな…2パックじゃ多い?」
和「ポン酢で煮込んだら次の日も美味いんじゃない?」
智「うまそー♪」
潤「それ!CMのやつだろ?俺も同じこと考えてた」
和「ふふふ…あれ美味そうだよね」
智「安いじゃん。買っちゃえ~」
和「もも肉冷凍しよ…」
智「今日鶏安いのな」
潤「豚バラはあったよな…」
智「昨日ちょっと使ったけど」
潤「かず、これなに作んの?」
和「からあげー」

買い出しに行くと、つい色々買っちゃう。
今日は精肉コーナーでお買い得。

できるだけ家で食べれる時は作ろうって
冷蔵庫には結構食材が入ってる。
まだ、悪くして捨てたことは無い。
みんな上手いこと使うんだよな、意外と。


潤「野菜は?」
和「きゅうりは?今日」
智「いるー。あとレタス。」
潤「レタスまじ減るよな」
和「ちぎって盛ればサラダだからね」
智「トマト欲しい…」
和「あっち見てきていい?」
潤「うん」


平日のこの時間だから、
みんな忙しなくて、俺らにとっては
ゆっくり買い物出来る時間帯。

3人でいても、話しかけられることも
なくて、平和に買い物できた。


智「おもーい…」
和「みずー」
潤「飲むの?」
和「飲む…」
智「家まで我慢したらー」
和「喉乾いたなぁ…」
潤「こっちにあるわ。ほら」
和「ふふ…ありがと」
智「潤は甘いなぁ、かずに」
潤「いいじゃん、俺もちょうだい」
和「ん♪」

確かに。かずに甘い自覚はある。
だって…かわいい。



-家

俺がキッチンに立つと、
他の2人は自然に風呂場に行ったり
掃除機を出してきたりして
他の家事をし始める。

空いてる時間にできる家事をする。

この連携は仕事で培ったものだなぁ。
プライベートでも自然と発揮するから
気持ちいい。こう感じてるのはきっと
俺だけじゃなくて、みんなそう。


洗濯もそろそろ回さないとなぁ…


和「潤くーん。着替えたら?1回まわす」
潤「うん、さんきゅ。」

そう、これ。
こういうのが本当に気持ちいい。


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