第16章 体調不良 ★

第16章 体調不良

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あー…やべぇ。暑い。じゃなくて熱い。
これは…熱だな…。
しかも結構高そうだ…

体温計…



ガチャ…

和｢おー、翔ちゃんおはよう｣
翔｢おはよ…｣
和｢あれ、……あつ…｣
翔｢はやくね？気付くの…｣
和｢分かるでしょ、そんな顔して出てきたら。座ってて。あ、水飲む？｣
翔｢飲む……体温計…｣
和｢分かってるよ、待って｣


そんなに？俺そんな顔してんのか…
あー…今日オフって…俺都合いい身体してんな…


和｢はい、体温計。大丈夫？｣
翔｢さんきゅ…ふぅ…大丈夫…じゃなぃ…｣
和｢…珍しいね、結構高そうじゃない…？｣
翔｢あー…かずの手冷たい…きもち…｣
和｢ふふ…いま手洗ったからかな。｣

ピピッ

和｢何度？見せて｣
翔｢…わー…｣
和｢え…39.2。やばくない！？ちょっと…どうしたの？病院行く！？｣

39度超えは久々だわ…
こりゃしんどいはずだ。。

翔｢さすがに行った方がいいか…｣
和｢うん、さすがにね……俺今日は事務所行くだけだし、一緒に行こうか？｣
翔｢大丈夫だよ、打ち合わせだろ｣
和｢…一緒に乗ってって？マネージャーに病院まで送ってもらってね？帰りも、呼んで｣
翔｢ぇ、でも…行けるよ、運転して｣
和｢危ないよ、そんな高熱でやめてよ…｣
翔｢んー…｣
和｢お願いだからやめて｣

雅｢おはよー。あれ、どうしたの？｣
和｢翔ちゃんすごい熱…｣
雅｢うっそ……ほんとだ、熱い！何度あんの！？｣
翔｢39.2…｣
雅｢えっ…高すぎ！！病院行こ！薬もらわないと…｣
和｢自分で行くとか言うの。雅紀も止めてよ｣
雅｢え！？それは止めるでしょ。だめだよ翔ちゃん。マネさん呼べば？｣
翔｢や…休みなのに悪いじゃん、｣
和｢だから、俺の迎えは仕事でしょ？ついででしょ！｣
雅｢それいいじゃん。乗せてもらいなよ、絶対｣
翔｢…分かったよ…｣


2人にすごい勢いで止められた。
心配してくれてるのは分かるし
さすがに…ね、運転はキツいか…

雅紀は朝ご飯を食べてすぐ、仕事に行った。
すごく心配してくれてて…
なんだか申し訳ない。

雅｢翔ちゃん！ちゃんと寝てるんだよ！｣
翔｢もちろんです…｣
雅｢ん！…チュッ、…なんかあったら電話ね！｣
翔｢…ん//｣

頬にキスしてくれた。
雅紀なりの、気遣いが嬉しい。