第14章 楽屋 ★
第14章 楽屋
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智「にのぉ」
和「んー、」
智「ねむい…」
和「昨日眠れなかったの?」
智「んー…」
和「…誰の仕業かなぁ」
翔「そういうのはやめよう。ここは家の外だ。」
和「…また翔ちゃんかぁ」
翔「にのぉ…」
和「ふふ…」
今日はレギュラー収録。
始まるまで楽屋でゆっくりする時間があった。
にぃさんはにのにもたれかかって
今にも寝ようとしてた。
家と変わらないけど、
呼び方は他所向けのあだ名。
たまに行動と伴ってなくて
ちょっとちぐはぐ。
和「リーダー、珈琲飲む?」
智「んー…いいよ、自分で入れる」
和「そ。もうそろそろテンション上げて」
智「ふぁあい…」
ガチャ…
潤「まだ着替えてないの?」
和「早かったね」
潤「巻いた♪着替えないの?」
雅「着替えよー。なんかまったりしちゃった」
翔「にぃさんのせいだな…」
和「キミが言うかぁ」
翔「すんません!」
5人揃うと家感が否めない楽屋。
でも、仕事の時の顔をしてるのが
なんか面白い。
潤「お、今日かっこいいじゃん、かず」
和「ふふ、ほんと?」
潤「ん、かわいい。似合ってる」
和「かっこいいんじゃなかったのー?これ合ってる?」
潤「合ってるよ、かっこかわいい♡」
和「ふふふ…」
翔「おーい、ハート飛んでますよ、おにぃさんたち。楽屋ですよー!」
和「べーだ」
翔「ふはは!ガキかよ!」
潤「かずいじめんなよぉー」
和「ふふ、じゅん♪」
翔「…キミたちはいつでもラブラブだな」
雅「えー?翔ちゃん寂しいの?♪」
翔「わっ、ふふ…♪」
末っ子たちはいつでも
プライベートでの呼び方は同じで。
にのは松潤に呼ばれると嬉しそう。
ちょっかい出してたら
相葉ちゃんが後ろから飛びついてきた。
ガチャッ
マネ「わっ、…あら、仲良しで」
雅「でしょー♪」
マネ「ふふふ!今から運動するんですから気をつけて下さいよっ」
雅「準備運動だよねー翔ちゃん♪」
翔「マジで重いわっ」
何も知らないはずの
マネージャーも慣れちゃってる。
でも、それも楽屋の中だけ。
和「行きますかー」
翔「ほーい」
雅「リーダー眠気飛んだ?」
智「おー」
潤「今日は勝ちたいなーっ」
さっきまで松潤に甘えてたにのが
声をかけると全員が動き出す。
楽屋を出ると、嵐になる。
5人みんながそうだから、面白い。